Quantcast
Channel: 将棋「鹿田NOTE(の手)」~究極の奇襲戦法・マイナー戦法を求めて…~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1378

中終盤の手筋 第2回 「三歩突っ切り定跡」 第1話 ~下手理想形~

$
0
0

訪問ありがとうございます。



今回は二枚落ちの定跡から。



いくつかある駒落ち定跡の中でも最も完成度が高く、


見事な手順の妙を見せてくれるのが、


今回ご紹介する「三歩突っ切り定跡」です。


理路整然とした駒運びは、


将棋の何たるかを知るうえで少なからず役立つはずです。


この定跡を知らない方はもちろん、


熟知されている方も初心に帰ってお読み下さい。



ず第1図。


駒組みは頂点に達しています。


下手理想形といわれる局面です。


ここで質問です


この局面がなぜ理想形なのでしょうか?


簡単そうで難しい問題です。


即座に正しい理由を三つ挙げられた方は


三段以上の棋力があるでしょう。



第一は玉の守備形です。


「玉の守りは金銀三枚」という格言があります。


下手玉はこの条件を満たしています。


次に攻撃陣に目を向けましょう。


理想的な攻めの形は、「攻めは飛角銀桂」といいます。


下手の攻め駒は機能性に富み、


すべての駒が無理無駄なく働いている好形です。


もう一つの理由は上手陣にあります。


飛角がないので金銀が駒組みの主役になりますが、


その肝心要の金銀が左右に分断されています。


なぜこうなったかというと、


下手の角のにらみがきついので


2二銀・3二金の形を強要されたからです。



以上が主な理由です。

                       TO BE CONTINUED…


ブログランキングに参加しています。

あなたの一票でランキングが上がります。

お願い! 下のボタンをクリックして下さいね。 

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ
にほんブログ村

将棋 ブログランキングへ


将棋ブログのランキングはコチラ⇒にほんブログ村 将棋

こちらのランキングもチェック ⇒人気ブログランキングへ



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1378

Trending Articles