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四間飛車の中心が藤井システムへと移行し、
居飛車穴熊に対する角交換四間飛車は
ジャンルとしてはいったん消えました。
それが復活したのはこの対局からでした。
「三浦弘行八段」vs「植山悦行六段」
先手:三浦弘行
後手:植山悦行
初手からの指し手
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲6八玉(下図)
2003年、事件が起こります。
上図の▲三浦先生 対 △植山先生がきっかけでした。
ここで植山先生は△8八角成▲同銀と角交換してしまいます。
▲7八玉と寄られてからでは、
△8八角成を▲同玉と取られてしまうので…
手損の代償に先手をカベ銀にして、
穴熊への道を封じておくのがポイントです。
数十手後が上図。
当然△4四歩~△4五歩と伸ばしてくると思っていた
三浦先生は▲5六歩~▲5七銀としましたが、
植山先生は四間飛車にはこだわらず、
さらなる手損を承知で
△2四歩~△2二飛と向かい飛車に転じ、
そのうえで穴熊に囲ってしまいました。
実戦は上図以下、
▲1六角 △2三角 ▲7五歩 △5四歩 ▲6六銀右 △1四歩
▲4九角 △3五歩 ▲6七角 △1五歩 ▲8六歩 △7二金寄
▲7六銀 △1四角 ▲5五歩 △2五歩 ▲同 歩 △同 飛
と大さばきを実現して後手快勝。
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